日本の海で釣れる魚たち

日本の海で、釣れる魚の生態、食べ方、そして釣り方を紹介しています。

毒針があって堤防からの夜釣りの嫌われもの ごんずい

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魚名  ごんずい ー権瑞ー

 

 生態:沿岸域に分布する。

体側には縦に走る2本の黄色の線があり、第1背びれの前方と胸びれの上方に、毒線のある、するどいトゲがある。

群が密集するいわゆるゴンズイ玉を作って海底をゆっくり移動する習性がある。

嗅覚・味覚が発達していて小動物や小魚を食べる。

 

トゲは海の中で泳いでいる状態では刺すことはなく、うかつにつかむと刺される。

夜行性で、産卵期の夏には夜釣りで釣れる。

死後も、毒バリは生きていて、素足や素手で棘に触れると毒に侵される。

 

 釣り方:磯や堤防からの夜釣りで、よく釣れてくる。

本命として狙うことはまず無いので、仕掛けなどは固有のものは無い。

毒のあるトゲが死んでからも効力があるで、夜釣りで釣れた場合不用意に置いておくのは危険。

 持ち帰る場合は、不注意でふれないように保管し、そうでない場合は、海に戻すのが良い。

 

 食べ方:3本ある毒針を根元から切り取ってから内臓を取りだす。

体表面にヌルがあり、これが臭みを出すので塩でもんでから流水で洗う。

蒲焼、天ぷら、味噌汁にすると意外と旨い。